華の名は未だに覚えられない 静かに咲いている
華は咲きたいから咲くのだ
華は競わない
私は人間嫌いなのかもしれない
華はやがてかれる運命にあっても抵抗しない
ただ静かに
私はそんな華の魅力に惹かれたのかもしれない
華は自分の美しさを知らない
華はただ自分の与えられた運命に従っているのだと思う
華は自分を卑下もせず傲慢にもならない
華は己を知って静かにその生命をまっとうする
華は静かに人々を見守っている
華は自分を良く見せようと虚栄心をはらない
華には言葉はいらない
華は己を不幸とも幸福とも思わない
人間文明の進化には一体どんな意味があったのだろうか?
私はいつもそんな無垢な華に癒されている